2020年9月30日水曜日

FIDMを卒業後、OPTビザでの就職活動、仕事について / About After Graduation, Job Haunting with OPT visa, and My work

 FIDM / Fashion Institute of Design & Merchandisingを1年半ほど通い、
卒業後、私の状況がどうなったのかブログに書いていませんでした。
今回は、FIDM卒業後の就活や仕事についてお話しします。


OPTビザについて

まず、FIDMではインターナショナルスチューデント(外国籍の学生)に対して、
卒業後にOPTビザの発行をしています。
ですので、私はFIDM卒業前にOPTビザを申請し、卒業後にOPTビザを受け取りました。
OPTビザは、大学やコミュニティーカレッジを卒業後、
合法で、1年間、アメリカで就労ができるビザです。
語学学校だと、通常、OPTビザを習得できることは少なく、
コミュニティーカレッジや大学、大学院を卒業すると、卒業後、職業訓練としてOPTビザをゲットできます。
また、学科(エンジニアや建築関係など)によっては、2年間のOPTビザをもらえる場合もあるようです。

OPTビザの申請は学校を通して行います。
インターナショナルスチューデントの担当者に、
前もって、OPTビザを申請したい旨を伝え、Applicationの方法などを教えてもらいます。
私の場合、FIDMのインターナショナルスチューデントの担当者の方が結構頼りなかったので、
担当者に伺いつつ、友達にも色々教えてもらいながら、
自分でググって、Applicationの準備しました。笑
申請の仕方については、ググるとOPTビザについての記事がいっぱい出てきます。

インターナショナルスチューデントがFIDMを卒業する1番のメリットは、
OPTビザを習得できることだと思います。
アメリカに残りたい留学生にとっての1番の悩みは”就労ビザ”です。
1年間だけでも『アメリカで働く』という貴重な体験ができるため、
今後、日本での就職活動にも役立つし、
上手くいけば、アメリカの会社から就労ビザサポートをしてもらえる可能性もあるので、
自身のキャリアアップにプラスとなるかと思います。

とは言いつつも、インターナショナルスチューデントにとって
アメリカでの就活はめちゃくちゃ大変です。
かなりストレスが溜まります・・・。
通常、OPTビザを申請中~イミグレーションでビザが承認されるまで、
日本と同じように就活をするのですが、短期間で就職先を探すことになるので結構苦労します。
(在学中から就職先を探しておくと良いのかも・・・。)


●FIDMのキャリア支援室について

FIDMのホームページでは、
キャリア支援室が、『あなたの就職先をサポートしますよ』って
大々的に言ってるけど、実際は、当てにならないし、サポートしてくれないですw
キャリア支援室の担当者とアポイントメントを取れば、
カバーレター・履歴書・ポートフォリオのチェックをしてもらえるけど
実際の仕事先の斡旋や紹介はしてくれなかったです。
FIDMの就職サポートページから自分で探してねって言われました。
FIDMの就職サポートページで紹介している就職先も
OPTビザ終了後の就労ビザサポートがあるのか不明な感じでした。
ですが、大手ファッションブランド~中小ファッションブランド会社の求人が結構ありました。
また、FIDMでは、キャリア支援室主催で、
学生や卒業生のためのキャリアイベントも頻繁に行われていました。
実際に、私が就活中、アメリカのファストファッションブランド、"Fahion Nova"のキャリア説明会に参加したことがあり、人事の方に就労ビザサポートがあるのか伺ったところ、
インターナショナルスチューデントは採用してないから無理ときっぱりお断りされた苦い記憶があります。

更に、キャリア支援室の担当者と面談のアポイントメントを取るまでも時間が掛かります。
(今は状況を考慮して、ZOOM面談も行っているようです。)
一応、以下の画像のようなレジュメとカバーレターの書き方を解説したパッケージとサンプルをもらえます。
このパッケージは、初めてアメリカで就活する私にとって結構役に立ちました☺





FIDMで最後のセメスター(学期)に受講した就活の授業の教授に相談したほうが
英語ができない外国人(私)の悩みにちゃんと向き合ってくれた気がします。
ビジュアルコミュニケーション学科を卒業された日本人の方を紹介してくれたり、
就職先のアイデアももらえました。


●私のOPTビザ就活体験談

就活中、FIDMの就職サポートページ、びびなび、LinkedInを駆使して探していました。
結果、面接をしていただいたのは、約10社くらいで、
内定をもらえたのは5社くらいでした。
履歴書を出した企業は日系会社が多かったです。
某大手ファッション企業も挑戦してみましたが、返事すら来ませんでしたw

また、面接時に、OPTビザ終了後の就労ビザサポートの可否について伺いしましたが、
ファッション系・グラフィックデザインの企業はビザサポートをしてくれないことが
多かったです。
前々からファッション業界に関わる仕事をすることが夢だったので、
自分の夢を追うか、希望の職種とは異なるけど、OPT終了後の就労ビザサポートと安定した収入を得るかですごく悩んだ時期もありました。

結論、私は、OPT終了後もアメリカに残ってキャリアを積みたいという思いが強かったので、ビジュアルコミュニケーション学科とは若干かけ離れている旅行業界への就職を決意しました。
会社では、旅行のパンフレットやウェブサイトの作成・管理などもしていたので、
一応、ビジュアルマーチャンダイザー学科に関係していたようです。
ですが、友人からはファッションやビジュアルコミュニケーション学科と旅行業界は
関係ないからOPTビザで働けないよってめちゃくちゃ言われました。笑

1年間のOPTビザで死に物狂いで頑張って働き、
OPTビザが終了する3カ月くらい前に、自分からマネージャーに
引き続き、会社で働きたいということと就労ビザのサポートをしてもらいたい旨を伝えました。
そして、最終的に、会社から就労ビザのサポートをしてもらえ、駐在員ビザをサポートしてもらうことができました。

ビジュアルコミュニケーション学科やFIDMは旅行業界に関係ないけど、
スキルがあればアメリカでの就労も夢じゃないということを体感しました。
今、コロナでOPTビザの就活が厳しくなっていると思います・・・。
私の経験を通じて、今、OPTビザで職を探していてアメリカに残りたい方は、
自分の学科に固執しすぎず、他の業界も受けてみてもいいんじゃないかなと思いました。

また、FIDMでの学科選びはすごく重要だと思います。
というのも、私の友人はジュエリーデザイン科を卒業したのですが、
ジュエリーデザイナーを探している・雇いたい会社が少なく、
就活ですごく苦労をしていました。(今も職探ししています・・・。)
ですが、グラフィックデザイン学科を卒業した友人は、
結構すぐに就職先を見つけていました。
ビジュアルコミュニケーション学科もグラフィックデザイン学科の科目を受講することが
多かったので、割りと就職先の幅が広かったと思います。



長くなりましたが、アメリカでの就活は本当に大変で苦労することが多いです。
OPTビザを申請する前から就職先を探し、在学中からインターンやボランティアでお仕事をすることをおすすめします。

今の現状で就活は大変だと思いますが、ピンチをチャンスに活かし、
就職先探しを頑張りましょう👏